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院長の総入れ歯への想い
診療所からのスカイツリー
2010.6.5

 総入れ歯になってしまった原因は各人各様です。
その中にはきちんと歯科医院で治していてもどんどん歯を抜いて1本もなくなり総入れ歯になった患者さんもいます。それは歯科医の総合的見解が不足しての結果でもあるかもしれません。
部分入れ歯から総入れ歯に駆け足の人は残存歯に対する統合治療が不足していたのかもしれません。柱になる歯に入れ歯から過剰な力がかかるとテコの原理で柱の歯がだめになるからです。入れ歯の設計が重要なのです。そんなときは磁石でコントロールすれば解決するかもしれません。もちろん患者さんの刷掃はポイントですが、さて私が専門とする総入れ歯についてお話をします。

 私が1973年総義歯補綴学を専攻して印象(形取り)、咬合採得(顎位の決定)などはその当時歯周病の成れの果て顎関節症は少なかった記憶があります。しかし、ここ20年くらいは難症例、たとえばフラビーガム、骨鋭縁、ドライマウス、オーラルデスキネジア、ブラキシズムなどの患者さんが増加しました。
そこで15年前、パイロットデンチャーシステムを始めて生体の正常なアレンジメント、インテュグレートをして製作した総入れ歯の成功率は(患者さんおよび歯科医ともに)飛躍的に向上しほぼ完璧になりました。
病的な状態を総入れ歯という人工物でリハビリにより生理学的により正常にして正しい入れ歯の粘膜の被圧量や軽度のドライマウスを克服できるようになりました。心理的問題がまだ未知領野だけでほぼパーフェクトです。
これはゆるぎない真実なのです。合わない総入れ歯を無理に接着剤で固定する、しかしその下に顎骨がある変位、偏位の時総入れ歯と骨の間の圧力はどうでしょうか。
これは物理学です。まず大切なのは総入れ歯と顎堤がピッタリしていることが肝要なのです。
その次に上・下顎の咬合(かみ合わせ)です。それなくして接着することだけでは危険すぎます。
よく私の医院に骨吸収がおこって平板の顎堤の人が来院します。長い間ごまかして入れ歯接着剤を使用しつづけた成れの果てです。
咬合(かみ合わせ)を考慮しない、また不適合の入れ歯での接着剤の使用は注意してください。

 ホットな話題として入れ歯でも歯があれば歯根膜および粘膜にセンサーがあり圧感覚が脳に伝達されます。
しかし、インプラントは骨に直接打ち込むのでセンサーはありません。圧感覚は筋紡錘、顎関節だけですからインプラントだけの人は日本料理の白身薄作り、刺身の歯ごたえ、食感は入れ歯よりないかもしれません。ガチガチの硬い食物でしたらインプラントでも平気ですが…
 今年は食感 入れ歯でも可能なかぎり美味しく食べる方法を追求、研究していくつもりです。

歯科は統合的に解決していく学問です。
2010年初夏の頃
遠藤憲史




入れ歯のことは私にまかせてください
高齢化社会を迎えている我が国において、歯周病の治療が進歩し究極まで保存する結果顎提及び顎運動のダメージも伴ったケースが多くなりました。ですから十分にトレーニングされた歯科医師、歯科技工士によってのみ完璧な総入れ歯ができるようになるのです。

総入れ歯は失われた歯や顎堤を人工歯や義歯床によって形態回復し現在の顎機能と口腔機能によって有歯顎に近い能力を発揮させることができれば人工臓器とも言えるのではないでしょうか。 それには正確な検査、診断にもとづき的確な治療をして、正確な技巧物としての義歯を製作しなければなりません。 いままでの「負の遺産」をリハビリにてプラスに転換してゆくには患者の「このままでは終わりたくない」との希望や欲望がなければ繊細な口腔の中で違和感なく調和して使用できる道具にはならない。「闘うリハビリ」によって真の人工臓器となりうるのです。

インプラント治療がしだいに主流になりつつありますが経済面、生体の状況により万人が可能ではありません。体に優しい床義歯も十分なリハビリ(治療義歯によって)によって可能です。
咀嚼、発音はもとより審美についても機能解剖学を元にして正しい形、比率、機能を総義歯技工のプロフェッショナル堤 嵩詞先生とのコラボレーションによって高度に完成させてゆきます。そこで笑顔は個々の人間の表現力の豊かさと個性を決定しコミュニケーションの最大の武器です。感じのよい印象を与えられる代表的な表現ですので総入れ歯装着者にも大切な要素です。ですから旧義歯装着時、治療義歯、快適機能義歯の3回にてオムロンのスマイルチェック器機にて世界初の客観評価をします。すでに味わう機能から美しさ(表情)へとシフトアップしてゆきます。愛される顔とは⇒均整がとれて口元がやわらかい、口角がやや上がっている人と須賀哲夫先生は述べています。犬童文子先生のフェイシャルエクササイズ法によって表情筋の活性も希望の患者さんには行いより美しくなって頂きます。

今年度はいろいろな方法を試みると同時に脳機能の活性化を咀嚼の分野からめざします。 それには自分自身の生体に適合した顎、頬粘膜、舌で違和感のない道具をめざしよりよく調和させ人工臓器を求めたいと思います。

前向きに生きるあなたへの提言
  • 仕事が多忙で歯が悪いのがわかるが歯科治療(入れ歯)に行けないあなたへ
  • インプラントは恐い、費用が高い、時間がかかると思っているあなたへ
  • 入れ歯でも快適なものだったらいいと思うあなたへ
  • 歯周病で口臭が気になるあなたへ
  • 美しい口元、食べる楽しみを求めるあなたへ


土・日診療でパイロットデンチャーシステムで解決しましょう。
将来に備えましょう。
見られることに自信がもてます。

参考文献
1. Ger ber: Kiefergelen Kstorumgem Und Therapie,Quintessen Z 1989
2. 馬場悠男ら: 大「顔」展図録、読売新聞,1999
3. 吉川佐記子:

科学、ヒトはなぜ顔にこだわるか P.1268、岩波書店,2005

4. 吉川佐記子ら: 顔と心 顔の心理学入門、サイエンス社,2000
5. 矢崎正方: 総義歯学、歯科学報社,1935
6. 沖野節三: 総義歯補綴学、永末書店,1965
7. DAVIDM WATT,
A.R.MACGREGOR:
Designing Compleate Dentures, W.B.SAUNDERS COMPANY,976
8. Horst Uhlig: Zahnersatz fur Zhnlose, Quinterssenz,1982
9. 堀江銈一: 堀江式総義歯調整法、森村歯科商会,1973
10. 須賀哲夫: 顔立ちとパーソナリティ、北王子書房,2007
11. 藤原東演: 幸運になる笑顔の法則、チクマ秀版社,2007
12. 香原志勢: 顔と表情の人間学、平凡社,1995
 
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