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院長のブログ
歯が抜けると肺炎のリスクが上がるこの論文に関しての意見
この論文は歯周病からの観点を述べているが私は補綴専門医としての見解はもちろん齟齬があるのは
喪失数が増えると肺炎の数も増えるこの疑問です。
歯周病なら残存歯が多ければ多くの感染歯がありリスクが増え喪失数に反比例するはずです。
私の見解は
1.咬合位の乱れによる嚥下機能、咽頭周囲筋群の疲弊なおによる誤嚥性肺炎と一般的な肺炎の
混在的な集計の誤りか?
2.喪失歯の補綴装置の殺菌、清掃に問題がある場合か?
いずれにしても原著論文を見ていないのでわかりません。
今総入れ歯の方に言えることは
1.適正な咬合口径、食べ物の付きにくい材料の素材の入れ歯をつくる。
2.咀嚼筋群、咽頭周囲筋群、嚥下機能の活性を図ること。
3.口腔周囲筋群の衰えの心配の方は総入れ歯用のマウスピースを夜間は入れる。
4、舌、口蓋数壁の徹底した除菌、殺菌、リステリンがいい。
5.もちろん就寝中入れているのならその装置の殺菌が要りますね。
6.肺炎球菌のワクチンを打つこと。
7.免疫力をつけること、肉。魚を食べること。
現在、無歯顎の人はリスクが多いのならそれに対抗した生活をしましょう!!
2018/04/14