院長のブログ
医師は最善を尽くしているか
医師は最善を尽くしているか――このタイトルはアトゥール・ガワンデ先生の本であるが医療に携わる人は
読んだほうがいいと思います。
医療の改善や現場の見直しができます、彼のもい一つの本「アナタはなぜチェックリストを使わないか?」
も読まれるといいです。正しい決断が早くできます。
そこで私も専門医、総義歯補綴に携わり早50年その中で患者さんに最適な方法を提示できるまでになりました。
しかし医療経済の面だけで越えられない壁があります。それとあくまで義歯は松葉杖みたいなものですからそれを使いこなす人の努力が要ります。
それは前頭葉、側頭葉のある人間だからできます。
しかし入れ歯は形態と機能がとても大切です、今巷に審美矯正で従来の矯正でなく天然歯のエナメル質を
削合して10本ー20本も人工物を審美のために入れる歯科医師や患者さんの気持ちが私には理解できません。
神様が与えた正常な歯を見た目のために破壊するこれは歯科医師として理解できません。
鎧を取られた歯の運命は?、そしてセラミック、やジルコニアの硬度、顎機能即ちいわゆる睡眠中の影響は?
食いしばりの強い人の咀嚼筋群への影響は?咬合は歯科医師として50数年研究、また先人の先生方に
教えおいただき其れは綺羅星のごとくです。顎位、嚙み合わせは経年的に変わります、それを固い人工物に置き換える、病的原因で数本なら致し方ないかもしれません、正常な歯を削る考えられません。しかし前歯部だけでも12本変える、オーバージェット、オーバーバイトどうします。アンテリアガイダンスは?犬歯誘導は?反対咬合までセラミック矯正?馬鹿げています?顎機能と相談してそして骨格的なものは慎重にすべきです。これは歯科補綴専門医、顎関節専門医としての私見です。10年後くらいに大変になるでしょう。それより不定愁訴、筋群の疼痛、肩こり、不眠が不正咬合から出たら怖いことです。
大自然に学びましょう。親愛なるオケソン先生の言葉です。歯科の治療は立ち止まり慎重にすべきです
歯を削る、抜くこれは慎重にしてください!!
2025/01/17