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院長のブログ
奥歯の噛みあ合わせとアルツハイマー型認知症との関係報告
九州大学の補綴学の鮎川保則教授の報告によると全部の歯のかみ合わせの全くない人はアルツハイマー型認知症にある人と比べ1.54倍高いと保険請求書から調べた。
これは私の学位論文でも奥歯の大切さを見るうえで第一大臼歯がカギであることは50数年来から述べていることと会いますね。
Gerberの方法もやはり6番とても大事であることを述べています。
先人も経験則で分かつていたのでしょう。
この位置が咀嚼筋群のセンターに当たるからです。
ここで食いしばると握力も最大になります。
鮎川教授は歯の喪失によりどうして認知症になるのかの医学的な分析でなく推論かもしれませんが
1.脳血流野減少
2.栄養状態の低下
3.会話困難や自信喪失による社会活動の低下
と述べられています。
いずれにしても欠損状態に放置してはいけません。
臼歯支持は大事です、特に入れ歯の人は検査しサポートがあるか咬合診査してください。
転ばぬ先の杖です!!
高齢者のインプラントは痴呆になつたときのケアが大変であることも考えましょう!
2024/06/10