院長のブログ
高級老人ホーム入居の患者さん
老人ホームに入居の患者さん75歳の女性ですが日常の美味しい食事がホームで出るのですが
歯に物が挟まり、また数本のある歯がしみて痛くて、噛めない。
美味しいステーキや熱いふかひれのスープ、またデザートのアイスクリーム食べられない。
素晴らしい老人ホームなのでまさに食事は豪華です。
これはクラスプのかかっている歯が動揺しているのと歯槽骨の欠損でほとんど根が支えられないので
部分入れ歯が動揺中心咬合位が定まらない状態です。
彼女は一念発起部分入れ歯をあきらめて総入れ歯にしました。パイロットデンチャーシステムで6カ月かかりましたがなんでも噛めるし金属チタンで口蓋を薄くしたので熱伝導率も味わいもいいので毎日の食事がこんなに楽しくなるとは思いません。と述べられました。
抜くことに逡巡することなくバッサリ総入れ歯にしたことが功を奏した症例ですね!!
高級な老人ホームにいる人こそお口の機能を治して和食にしてもフランス料理にしてもおいしく毎日食べなけ
レば損ですよ。人生は有限です。
有名なシエフの美味しい料理も歯が痛くては宝の持ち腐れです、陶歯であればヒラメのうすずくりでも感触があじわえます。総入れ歯でも使う材料を選べば、咬合が安定して入れ歯美味しい十割そばも前歯で噛めてすすれます。
何より毎日の食事が楽しみなのはいいですね。美味求心