HOME» 院長のブログ »前歯の咬合がきついと総入れ歯では歯肉がコンニャクです。
院長のブログ
前歯の咬合がきついと総入れ歯では歯肉がコンニャクです。
此れは本来総入れ歯の咬める部位は第一大臼歯、第二小臼歯です。これは私の学位論文や後輩の論文にも出ていますし、加藤均先生の「主機能部位に基つ”く実践咬合論」の中でも理解できます。
特に総入れ歯は一枚の板ですからその重心で咀嚼するのが安全なわけです。
総入れ歯では前で噛むと前歯それも切歯乳頭の両側,犬歯間が最大のリスクです。
ですから総入れ歯装着者は噛むとき注意!です。もち論総入れ歯を作る歯科医師も人工歯の排列に工夫が
いります。
下にその図をのせます。前歯で噛むと力がどこにかかるかわかりますよ!
骨が破壊されて歯肉がコンニャク状になる。矢印のところにベクトルが集中します。これを歯科用語でフラビーガムといいます。