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院長のブログ
正確な診断なくしていい入れ歯はできない
Gino Passsamontiの総義歯アトラスを精読した。
多くの歯科医は総入れ歯の値段が一定であるがこれは上下歯列関係がAngle Ⅰ級の場合で想定しているのではないかと思われる。
パサモンテイはAnglⅡ級のさまよえる中心(Wandering Centric)として咬合採得の難しさを述べているし
Ⅱ級2類犬歯誘導,Ⅲ級は交差咬合とならり人工歯の排列の困難性をのべている。
ですから遠藤歯科では若いときの写真、天然歯のときのものをまず持参していただくのです。
個人、個人で咬合診断して初めて金額が出るのです。
ですから車の値段のように一定ではないのです。
総入れ歯は粘膜上に浮かぶ船なのですから咬合はとても大切です。
痛くて噛めない、しっくりこない総入れ歯の人は模型診断、咬合器診断を受けてください。
自分の座標を的確に診断して立ち位置を決めるのが大事です。
それが最高の総入れ歯への道なのです。
2017/11/03