HOME» 院長のブログ »もっと早く来てほしかった総入れ歯の患者さん
院長のブログ
もっと早く来てほしかった総入れ歯の患者さん
81歳の女性の患者さんですが50歳代で上下総入れ歯、その後2回ほど作り直されていますが
スケートデンチャーです。その後15年前から入れ歯安定剤の使用、根本的な間違いは私が常に述べています
がかみ合わせ、咬合の解析ができていないこと。顎機能の解析ができていないことです。
そのために対顎関係の乱れもあり下の顎は線状の状態で安定が難しいことになりました。
そしてドライマウスです。30年我慢をしていたとのこと。顎関節は咀嚼側が変形クローズドロックです。
全身状態がいいのですが整形外科的な問題があるので80点くらいの層入れ歯しかできない可能性があります。
その前には定期点検で来院されました患者さん。この方は20年前治療義歯を使いゲルバー法で作られ20年間快適にすごされていただけにこの違いに残念でたまりません。
食べる喜び、噛む喜びを保湿剤を使い咬合の安定を考え健康長寿の間にかなえてあげたい気持ちになりました。
人生は出会いですね、また相性もあるかもしれませんがーー。
2020/01/21