院長のブログ
総入れ歯と顎関節異常
総入れ歯の維持は大気圧と粘着(唾液がほとんど)で維持されますが上顎は基礎維持と閉鎖維持で持たせられますが
さて下顎義歯はどうでしょう。
維持面積が上に比べ小さい、舌があるからどうしても咀嚼のときに支持すなわち咀嚼の時の人工歯の接触が問題になります。
三本足、すなわち左右の顎関節の運動、人工歯これらが調和しないと下顎の総入れ歯は口の中で泳ぐことになり噛めないし、食べ物と仲間になりなんだかわからなくなるのです。
顎関節症はやはり治療して本物の入れ歯を入れなければなりません。
インプラントも顎関節の整位して咬合を作らないと長く持たないのは同じです。
下の写真にゲルバーの3本足の図、顎関節正常(左)、顎関節異常(右)です。
2017/09/19