院長のブログ
入れ歯と誤嚥
月刊保団連8月号に書かれている高橋一也先生の記事を読んで感じることは高齢者の口腔機能管理は
人間として生きるための尊厳そして元気で生きることの大切さを感じさせる内容です。
また介護現場で起こる事故を防ぐ、誤嚥性肺炎を防ぐ意味で現場では入れ歯を外すことが多いのもわかりました。
事故の多い食品として餅、ご飯、パン、寿司、お粥、みたらし団子、バナナ、カップ入りゼリーがあげられています。
入れ歯の誤嚥もあります。これは豆義歯、スケートデンチャーでは多いので、できる限りマウスボリュウム
にあうものにしたいですね。総入れ歯ではワット&マクレガーが成書で書いてますね。
そして大事なのは食べる姿勢と65臼歯の支持、中心咬合位の安定ですね。
顎関節の変位、対抗性病変で咬合が全盲になる、フレイルによる筋の衰え、唾液の不足、脳機能の衰え
生理機能の不調和など不利な条件が多くなりますね。
大事なこと、咬合とマウスボリュウム、そして一人で食べない、起きて食べる。
そして常に入れ歯は徹底的に除菌する、お口も襞の周りや顎の筋の溝をスポンジなどできれいにする
お口を汚口にしないこと!!
2019/08/12