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院長のブログ
高齢化による不利な顎堤対向関係に対しての総入れ歯の人工歯の排列
私が歯科医師になつた50年前よりも今は日本人が高齢化になりそれに伴い顎堤の吸収による難症例が
増えました。
合わない入れ歯を長く使い骨吸収が進みまして退行性病変なので一度吸収したコツは戻りません。
ですから初めての総入れ歯の人は顎運動や粘膜の支持域をよく知る歯科医師に入れ歯を作ってもらうことです。
入れているうちになれるではありません。
顎堤の不利な場合、ゲルバ―のコンヂロフォーム人工歯を排列するのがいいです。対抗関係の分析、骨の関係を精査することが大事です。
それに伴い印象も大事ですので熟達した歯科医師、歯科技工士がそれには必須です。選択点加圧印象、無圧印象,咬合圧印象これらを使い分ける確かな熟練度が大切です。
経験がものを言いますので長いキャリアがとても大事です。
総入れ歯とてつもなく今は難しくなりました。
インプラントが不可能な骨吸収の場合は先人の方法を解析してできる歯科医師で泣けrばなりません。
ワット,マクレガー、ウーリッヒ、ゲルバ―、パウンド彼らの理論を駆使して現在最高水準の
総入れ歯が可能です。いずれにしても対抗関係の不利、顎関節症、唾液の不足、糖尿病、自己免疫疾患などの
場合は正確な診査、診断とともに患者さんの前向きな心が大事になります。
2022/03/14