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院長のブログ
2018年遠藤式総入れ歯パイロットデンチャーシステムの完成
そもそも総入れ歯はウーリッヒが述べてる基礎維持、閉鎖維持の概念、シルバーマンのprimary-berring area,denture border areaの概念を精査すると印象いわゆる型の取り方で総入れ歯は異なることになる。
ですから同じ歯科医師でも2回同じ患者さんで型を取り石硬模型にするとことなります。
これは粘膜が相手だからです。
組織の被圧縮性の研究、WOELEL,BHALLAの研究でわかります。
そこで遠藤式はできるだけ無圧での印象、咬合採得はゲルバー法に準拠しています。
顎関節の挙動、咀嚼のリズムなども考慮して究極の総入れ歯製作方法の完成です。
新年2名の患者さんが候補として治療いたします。
総入れ歯とは何かを45年の経験から得た結論の集大成です。
時間と経済がかかりますがこれ以外ないとの結論に至りました。
遠藤式パイロットデンチャーシステムでもすべてではありません。
ドライマウス、異常な食いしばり、シングルデンチャーなどには完全では
ありません。これは有床義歯の宿命です。
これも粘膜が相手ゆえの構造者だからです。
これに気が付いた人は口腔機能が疲弊する前に精密な、生体によく適合した総入れ歯製作に
励んでください。
高齢になればなるほど口腔機能は衰えるからです。
気が付いたとき「今という時間に生きたい」ですね
2018/01/05