院長のブログ
よく噛める総入れ歯の科学的根拠
総入れ歯の患者は歯がないので当然歯根膜がありません。
歯根膜からの感覚受容器からの大脳咀嚼野えの情報がないのです。
そこで顎関節の機械的受容器による開口量と閉口筋紡錘がリズムと咀嚼力に大きな影響を与えることになります。
よく噛める総入れ歯は粘膜に良く適合して、顎関節の運動に適合して、そして表情筋、咀嚼筋に
適正であることがわかりますね。
筋繊維に対して長くもなく、短くもなく丁度いいのが最高です。そこで入れ歯の型取り、かみ合わせの
位置の決定がとても大切なことになります。
無圧印象、選択的加圧印象,咬座印象、ゴシック描記などがよく噛める入れ歯には必須になります。
もちろん治療義歯や移行義歯があるとよりよくできますね。