院長のブログ
入れ歯の機能平面の確認
総入れ歯でしたら鏡の前で割り箸を噛んでみて下さい。
その割り箸と両目の黒目を結んだ線が平行でしたら左右の機能平面が合格。
一度試して下さい。
狂っていたら入れ歯安定剤などで誤魔化していたら顎の骨が少なくなり負のスパイラルに陥りますよ!!
以下に図で示します
唾液と総入れ歯
入れ歯は唾液で維持されています。
ですから唾液の少ない方いわゆる口腔乾燥症の方は入れ歯が大変です。
乾燥していれば表面張力が働かないからです。
糖尿病、向精神薬の副作用、加齢などですがこれらの原因を分析して対応していけば
ある程度QOLは上がります。
是とは逆に小唾液腺が床で閉鎖されて唾液が出すぎるのも難症例になります。
唾液はほどほどにが総入れ歯治療には欠かせません!
2015年の感想から2016年への展望
今年も多くの難症例の患者さんが全国から来院されました。
成功した症例が大半でしたが2症例ほど他の医療機関医転院されました。
もともと多くの医院に行かれていられた方ですが私の医院もその通過点になりました。
越えられない壁にさえぎられた感に悩みます。
すべての症例を完全にクリアすることは困難です。
2016年総入れ歯治療は飛躍的になります。
データべースにして初診の段階で難易度を開示します。
因子をインプットして点数化します。
其れによりカウンセリング時に診療代もわかるようになります。
難儀しているドライマウスも漢方薬の処方を試みます。
高校の先輩が漢方の名医連携が整いましたので有望です。
パイロットデンチャーシステムの成功率は2015年95%でした。
5%はクレンチングが強く経過観察の症例です。
長年、食べる喜びを忘れた患者さんが2名痛くなく噛める。食事が毎度楽しい、生きているのが
うれしいとまで喜ばれた方は私が総義歯補綴学を研究していてよかったと思います。
どちらも2年間大学病院に通われていた患者さんです。入れ歯は3から5組持参しました。
歯科医師として最高の技術で対応しますが噛み合わせは心理も多く影響します。
心の悩みがあれば其れを共に解決しなければ印象や歯科技工で解決しないのです。
今年はそれらを明確にしてリエゾン治療を初診の段階で説明していくつもりです。
2016年遠藤歯科は入れ歯治療にさらなる高みを目指します。
2015/12/31