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院長のブログ
お餅で喉を詰まらせることについて
毎年正月になると餅の事故のニュースが報道されますがこれはやはり高齢者の方が多いのが現状ですね。
その状態を科学的に検証しなければなりませんがもともと器質的な障害があるのかないのかも問題です。
全身的には脳機能障害の有無、嚥下障害の有無、フレイルの問題などです。
局所的には歯の問題、特に咬合高径、中心咬合位のときのかみ合わせの安定度です。
そして唾液が十分出るか、漿液性及び粘液性どちらもです。
のどに詰まったらハイムリック法、掃除機で吸い出す、餅が見えたら指で取り出す。
予防策としては餅をごく小さくしてトロミをつけることかな?
高齢者で脳機能障害がある方は一人で食べないこと、これは餅だけではありません!
普段から嚥下異常のある方は特に注意したいものです。高齢者は筋の活性が衰えていることや粘液の分泌
が低下していることを自覚してください。