院長のブログ
総入れ歯の適応能力
機能解剖学、生理学、歯科理工学などを駆使しても生理的に敏感な口腔内に大型の異物を入れることになるので
すこし心理的に割り切ることが大事です。
段階的に違和感のないようにリハビリして、できれば印象は無圧でとりたいです。ここが大事!
そしてワットやマクレガーが述べているマウスボリュムを最大限生かし咬合は中心位で設定。
粘膜の被圧変位を考慮、耐圧の考慮それには禁煙、ビタミンC、A、Eで粘膜の賦活が大事です。
総入れ歯は精神的な要因がかなりありますので、マインドフルネスなどで心のケアもしたいです。
唾液が大事ですので水分の補給、唾液腺のマッサージもいいですね。心の安寧ですよ!
総入れ歯の適応は総合医学です、わたしは46年の総義歯補綴学一筋の中で見出した結論です。
これからもこれらの経験を生かし「最善か無か」の信念で来院された方々に最高水準の総入れ歯を
提供すると同時に定期健診で継続的に快適レベルを維持します。私の好きな言葉「一期一会」、「最善か無か」です