院長のブログ
高齢者のインプラントの怖さ
高齢になられての方10年前にインプラントを入れた男性の患者さんの症例です。
インプラント周囲炎、そして対顎関係が上顎が小さく下顎が大きので切端咬合にて前歯はは入れてされているのです。
上部構造はチッピング、支えている数本の骨はありません。お口の中は排膿で口臭がひどい状態です。
食事がとれないので治療計画としては大学病院にて精査、ご高齢のために血液検査及び検査入院していただいてインプラントの除去、その前に暫間義歯を作り対応です。
これは難症例ですね顎堤がほとんどなく唾液も少ないので吸着がままなりません。
インプラントの設計の間違いで10年しか持たなく、その後の義歯生活もままなりません。
インプラント選択するにもIODがよかったですね。インプラントがダメになっても義歯になれているから
その後は少しいいかも?
インプラントする人は老後、糖尿病、骨粗しょう症、痴呆、パーキンソン病、肝臓病、血液疾患など
ならないようにしなければなりません。
これ等の病気はお口の環境を悪くして人工物のインプラントが炎症を起こしやすいからです。
インプラントを希望する方は老後も考えてね。
今がよければいいかな?
2024/12/04