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院長のブログ
入れ歯の軟質材による裏打ちはいいの?
顎の土手が狭いそして骨が堅い、骨隆起が鋭いなどの場合シリコンなどの軟質で裏打ちする場合がありますが
これはいかがでしょうか?
1.ポーラス体「高分子化合物で架橋による隙間」であるから匂い、食品の色素などや特に油はつきやすいです。
2.柔らかければ咬合のベクトルが垂直でなければ義歯は微妙に水平にうごき顎の骨の退行性病変
を惹起しやすいです。軟体動物を想像してください!!、堅い骨格がないとだめですね!!
3.剪断のベクトルが同じなら積分時間が長くなりどちらかと結うと骨の破壊が起こりやすいです。
4.入れ歯の床の手入れが大事になります、匂い、色の問題です。
5.金属で補強しないと破折しやすいです。
6.金属+レジン+シリコンで床が暑くなり違和感が強くなる場合があります。
ですからシリコンなどで裏打ちするときは慎重にしましょう。