院長のブログ
完全な入れ歯
「ローマは一日に成らず」入れ歯、総入れ歯はそもそも粘膜の上に床があり人工歯の力を分散、力を粘膜が受ける
構造であることを理解してください。
強い力やその力が横方向からかかる,位置の安定が悪く床が動くそうすれば当然粘膜はこすれるので傷ができますね。
また粘膜自体糖尿病や喫煙では脆弱ですから耐圧に弱いのです。傷もできやすいです、またドライマウスで唾液が出ない、自己免疫疾患の方もとてもむずかしいのが普通です。
これらは時間をかけてリハビリして改善することが最低限の治療法です。それにはサプリ、ビタミン剤、漢方薬も
介入することになるでしょう。
顎関節の安定、かみ合わせの安定、咀嚼リズムの安定、表情筋の活性、これらが短期間によくなりますか?
完全な入れ歯は大脳生理学をも考慮した方法を総動員しながらじっくり作るのが理想です。
まさにパイロットデンチャーシステムは小手先の歯科医療でなく総合的に熟慮した完璧な一方法です。
粘膜、ある意味でとてもファジ-な存在に挑戦して早や45年だから私はわかるのです。
患者さんの体、心をも考えず入れ歯の材料、テクニックだけでは最良の入れ歯、総入れ歯はできません。
これは総入れ歯臨床暦45年の経験からの真の言葉です。これからも一期一会大事にしていきます。