院長のブログ
歯科治療の価値観?
総入れ歯治療において診査診断の大切さをいつも述べていますがなかなか理解できないのがげんじょうですね。
患者さんはともかく歯科医師でもわからない先生がおります。入れ歯など保険で半年ごとあわなければつくればいい?
しかし入れ歯の保険点数ご存知ですか?そこの歯科医師の分、歯科技工士の分が合算されているわけです。
この金額で生態に適合するものが難易度分類1であれば可能ですが2から5では不可能です。
50年入れ歯専門で治療しているのでわかりますし歯科技工士もおそらく私と同じ50数年の経験者です。
経済的に恵まれている方でも毎月保険代を出しているのだから保険でとの観点をお持ちでしょうが現在の
保険点数では無理でしょう。勉強すればするほどその矛盾に気が付きます。顎関節正常、唾液でる。
顎堤、対抗関係正常、そして患者さんが入れ歯に亜w背られる方であれば、かみ合わせも入れ歯に亜w背えられるからですね。
以上のバランスがよくなければ治療義歯+本義歯のリレーでなければ不可能です。
解答は時間と労力が要るし、お金もかかります。これは、歯科医師、歯科技工士、患者さん3者
の合同の力です、どれ一つ欠けてもいい総入れ歯はできません!!
もちろん患者さんはそれなりの経済が要ります。入れ歯の治療代を世の中のすべての経済活動と
比較してください。食べ物でしたら一回で終わり。いい入れ歯でしたら365日10年、20年と
咀嚼、嚥下、発音、見た目に人工臓器として働いてくれるのだからーー。この価値がわかる人は
経済を使い作りますね。歯のない障害を人工物で機能回復する生理、解剖学が大切です。
今入れ歯難民が増えているのが現状です。維持にはインプラントがいいですが、すべて入れ歯の人できますか?この提言考えてください。
2025/05/10