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院長のブログ
総入れ歯の難症例の方へ、これからの人生を豊かにするための一私見
50代の方以降前期高齢の方で元気な方は総入れ歯のの場合今までの悪習慣をすべてリセットして
お口の悩み、噛むこと、見た目、発音など総合的に見直したいと思います。
まず現在の状況を確認してそれに対処することです。
1.パイロットデンチャーすなわち6から10か月治療義歯を使用して徹底的に今までの口腔機能の
完全回復をめざします。
その期間のリハビリは個々の人の姿勢、嚥下、発音、審美にわたります。
イ。パイロットデンチャー手帳の中の食事、そして声に出し読みたい日本語、言葉遊び回想法などの本を声を出してよむ。
ロ。5000から8000歩毎日歩く、歩きにくい人はSTEPWELL・2などで20分運動する。
これは口腔機能と生理学の応用です。
そして正常な顎位の獲得、全身の健康、気持ちも体も前向きにするためです。
そして安定したら本義歯をその高さで3次元的に耐久性のある材料で作る。
ハ.定期点検6月ごとに粘膜の状態、かみ合わせを見る、そしてオプションとしてサリバテックの
唾液によるがん検診をする。肺,膵,胃、大腸,乳、口腔のリスク図り高ければ精密検査を受ける。
今の段階で長期使用の患者さんがおおくいます。もちろん経済もかかりますが健康でいることに投資
する、病気してそこで経済を使うよりも私はいいと思います。
もちろん高齢の方はパイロットデンチャーシステムの変法でおこないます。
医療関係の人もこの治療法を理解なさって来院していますし私が50年の総義歯補綴の集大成と自負
してやまない方法なのです。
全身の健康なくしていい入れ歯はできません!!
追記:インプラントを希望の患者さんは処置を受ける前に細菌感染、免疫不全、痴呆、血液疾患、糖尿病になったらそのインプラント下部構造をどうするかも処置医に聞いておいてください。それをだれがするのかもですね。
インプラントに歯肉は生理的に付着していません、骨に結合はあります、歯根膜はありません。
病気にはとても弱い構造です。健康な時にはよく噛めるし咬合力も出るのでいいのですが全身の
病気の時特に免疫力が低下したとき、お口の清掃ができないいとき怖いです。
人生の未来を見つめるとき何がいいのか迷いますがここによく考え決めるのがいいとはおもいますがーー。今がいい人はインプラントかもしれませんね。インプラント失敗したときの骨の崩壊後の
入れ歯はとても大変です、フラビーガムになり咬合の位置ずけがなかなか決まらないのです。
本物の入れ歯は一朝一夕にはできません.歯科医任せでもできません、患者さんであるあなたの力、努力が
とてもいる方法なのです。健康な時に経済がある時に確固たるお口の健康を構築してください。
入れ歯一筋の一人の歯科臨床医の感想です。参考にしてください!
2023/02/04