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院長のブログ
老人ホームに入る前にお口の環境を最善に
老人ホームにもいろいろありますが訪問診療で一部ですが気が付いたことを述べます。
いろいろおいしい食事が出ますが歯が痛くて食べられない状態は悲惨です。
訪問診療では治療も限界があります。
どうか入居前にお口の環境を完璧にしておいてください。
素晴らしいホームでの豪華な食事も道具が悪ければおいしさが半減するからです。
特に入れ歯の場合かみ合わせや、その材料で味も変わります。
入居の考えがある方は少なくても半年から一年前に治療に取り掛かり今までの悪習慣や顎関節、粘膜,
かみ合わせの変位を修正して正しい補綴物を入れて歯に関して安心して入居してください。
一定のリハビリをして新しいスタートが長い私の臨床経験から導かれた結論です。
このことは数年前に上梓した「快適総入れ歯」に書きましたが絶版で手にははいりません。
古本であるかもしれませんが。
いずれにして人生の後半楽しく、おいしく食事にはお口の環境がとても大事なことは訪問診療で
実感しました。
大病して食の大事さ、口から食べれることに気が付き3か月リハビリそして本義歯を作り
とても元気になられた方が定期健診でこられています。作ってよかった!
これが82歳の彼女の言葉です。
2023/01/08