院長のブログ
インプラントの失敗
68歳女性:2年前全身麻酔下で下顎左右小臼歯、大臼歯を4本インプラントした患者さんで上顎もオールオン4
を進められたが怖いのでどうにか総入れ歯でできないかとの相談です。
インプラント周囲炎を起こし骨がすでに3mmほどなく、骨性結合もゆるくなりインプラント体も動揺が認められています。
もちろんインプラント周囲から歯磨き時出血があります。
そこで総入れ歯は吸着義歯にしてインプラントの上部構造を調整、経過観察して動きのひどいインプラントははずして
再打ち込みか全体を除去して部分入れ歯にするかです。
高額治療代と骨の消耗をこの患者さんは支払うことになりました。
インプラントをする場合これからも終生インプラント治療を継続する覚悟、高齢化してもお金が出せるのか、
オペ,に将来も耐えられるかなぜなら高齢化と共に脳や、心臓病のリスクが高くなります、特に女性は骨しょそう症、長生きするので痴呆の問題も考えて治療することです。
粘膜負担義歯は安心、安全な面が強い者です。
温故知新です。
2017/03/04