院長のブログ
総入れ歯になれる
入れ歯、所詮異物、それを慣れるには患者自身の熟練と忍耐と認識である。
これはドイツの補綴家ウーリッヒが著書の中で述べています。
粘膜負担の総入れ歯は必ず骨の圧拍委縮を惹起させます。
それに高齢女性はホルモンの影響で骨が弱いので不活性委縮を起こしやすいのです。
これらの事実を客観的にとらえて入れ歯には対応したいものです。
総入れ歯は特に粘膜上の構造物、年に二回は定期点検を受けて何時も適合していることが大事です。
頻繁にシリコンの裏打ちの入れ歯は治せるか、治すたびに咬合の狂いが出ませんか、よく考えましょう。
賢い患者であるためには真実を客観的に知ることです。