院長のブログ
初心に帰る
2012年歯科技工Vol40、No8に投稿した論文を再度読みましたが治療義歯+Gerber理論により
作られた義歯は未だにリベースなしで安定した咬合を確立しておりますこの患者さんは当時82歳ですから
現在89歳まだ現役で仕事をしていて年二回の定期健診は必ず見えています。
総入れ歯の治療としては最高水準の方法を堤嵩詞歯科技工士とともに制作した物です。
患者さんのお嬢さんは歯科衛生士でしたので製作方法を詳しく説明、同意していただき
時間と経済はかかりましたが患者さんの口腔で長い間満足していただける方法と確信しています。
過去の自分の論文をレビューしているとやはり印象、咬合採得、ある高さでの水平的な位置の決定が
大事なことがわかりますね。それと患者さんとの信頼関係ですね。これらの複合でいい治療は成り立つ物と
最近思うことしきりです。結論:正確な診査診断およびある程度の経済を使うそして有能な歯科技工士
これにて患者さんは長い間あるいは生涯の友となる総入れ歯ができるのではないでしょうか?
いずれにしても総入れ歯は軟組織が相手、健康状態これは器質的な物、精神的な物の両方です。
すでに多くの先人の名医はすでに述べていますがこの頃は深く同有しますね。
症例だけではエビデンスがレベル3,あるいは4ですがランダム化比較試験は少なくとも100くらいの
患者さんでいろいろ総入れ歯を作り証明してレベル1になりますから一開業医では無理ですね。
少なくとも現状を病理的には機能を回復して作る、そして機能解剖、生理機能を総入れ歯に付与する
間違いのない真実と信じて疑いません。
フエスボウトランスファーの図
2019/11/29