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理論と臨床の乖離

歯科治療で精密なコーヌス冠、やアタッチメントを高額な治療費を払いダメにしてしまうケースは歯根膜の咀嚼時の動き、揺らぎ

を計算していないことです。

人間は生身です。

物体ではありません、歯科理工学、材料学、歯科技工上今は格段に精密にできるようになりました。

ですから患者さんも以前より数段一時は快適です。

しかし経年的にどれだけ当初の設計で使えるかが問題です。

人間の咬合はゆらぎ、ファジーな所かあり精密な時計ではありません。

歯根膜、顎関節すべて遊びと呼ぶのがふさわしかどうかもありますがそれほど精密ではありません。

もし精密機械のようなものであれば脳が持たないからです。

解剖学、生理学、脳機能を学べば学ぶほど理論と臨床の狭間、乖離に悩みます。

私は総義歯にのめりこんできたのもそんな点があります。

生体の遊びこれが大事です。

これは敏感な人ほどこのブログの内容は理解できるはずです。

夜間入れ歯を入れている弊害について

先ず入れ歯は人工歯と床に分類されます。もちろんアタッチメントなどを使う部分入れ歯などは残存歯やインプラントに支台を求めています。

考えましょう!

歯をなくした原因を!

虫歯、歯周病、遺伝、--。

これらは否定はしません、しかし多くの患者さんを診てそれよりもストレス耐性の低い方、睡眠の浅い方、専門的にはサーカディアンリズムの不規則な方、ブラキシズムのある方,咀嚼筋群の発達している方、顎関節症のある方などはハイリスクです。

残存歯、インプラントの破壊につながるからです。もちろん床のみの場合顎堤の吸収は加速します。

意識下ではかみ合わせの異常と感じなくても無意識下では微妙なかみ合わせのズレを感知するからです。

夜間は取り外せる入れ歯は外しましょう。

外せない場合は顎関節の検査を受けてスプリントで歯に対するストレスを開放しましょう。

大事なことです床義歯やアタッチメントの部分入れ歯は外すのが賢明です。

人間の咬合は3本足です。

左、右の顎関節、歯です。

ゲルバーの図を参考にのせます。

シマシマ部分が」左右の顎関節、鉛筆部分が歯です、此れはゴシックアーチ描記もしめしています。

右に口内描記をも示します。

かけがえのない治療は専門医によるセカンドオピニオンも含めて選択したい物です。

遠藤式総入れ歯調製法の確立に向けて

私も大学の研究室入室から数えて45年ほどかと思います、そこで先人の先生方の知識と方法を改善、改良して遠藤独自の方法を確立

マニアル化して来院していただける患者さんにこの方法で治療してみる気になりました。

休み中は暑いながら構想に明け暮れていました。

印象、無圧、加圧、選択加圧、そして咬合は顎関節の状況、顎堤の状態、などから多岐にわたります。

先ず診査、診断に対する症型分類が大事です。

病気は診査、診断があり治療が決まります。

戦略なくして勝利なしです。

一味もふた味も違う総義歯調製の秘伝?年度内に完成させたい想いです。

気持ちの熱い内に着手します。

総義歯補綴学一筋の集大成のの確立に向けてーーー。

 

2013/08/14

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