院長のブログ
唾液が出ないか不足の場合
唾液は健康であれば1-1.5L/日なのでこれが不足しているといろいろ問題が起こります。
まず成書に書かれている唾液の作用は1.消化作用、2.抗菌作用、3.PH緩衝作用、4.自浄作用
5.粘膜保護作用、6.再石灰作用、7.潤滑作用、8.粘膜修復作用、9.自浄作用などが書かれています。
唾液はすごいのです。
ですから床義歯にはとても大切な要素です。唾液が不足すると傷もの治りにくい、味も感じられなくなるか、食べ物がおいしくない、誤嚥しやすくなる。
ですから遠藤歯科では必ず定期点検では唾液のけんさをしています。
そしてこれからは積極的に唾液によるがん検診を入れていきます。特に膵臓癌に女性2人、男性1人罹患
されました。
早期に対応してればの後悔もありますので積極的に年に一回誕生日健診に取り入れたいと思います。
唾液をもっと理解していかに入れ歯では味方にするか課題です。これらは医科大学、歯科大学と連携しながら
患者さんのQOLを上げていきたいと思っております。サリバテックの冷凍庫専用の稼働がいそがしくなり
ました。何せ検査に痛みもないのでうれしいですね、ZOOMでの研修で唾液中のメタボライトを標的にしているのでまた血液に比較してきれいに解析できるのでいい検査です。先制医療による早期介入をめざします。
砂村先生の講義はとてもよかったです。