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高齢者の入れ歯接着材の使い方の注意!
適合不良をC.M.で盛んに宣伝しているかどうかわかりませんが入れ歯接着材でごまかし維持させている
患者さんがこのところ多くお口の中は粘膜面にこびりついて食べ物のかすが共に付いている状況です。
入れ歯ははずせばわかるので古い入れ歯接着材は取り除けますがお口の粘膜に付いたものは識別が
困難なこともあり歯科医か歯科衛生士でないときれいに取れない場合があり、非常に不潔です。
本来適正な総入れ歯、部分入れ歯には入れ歯接着材はいらないはずです。
入れ歯の床や人工歯も高分子で出来ているので食物残渣が付きやすく不潔になりやすい上にさらに
加重して入れ歯接着材で不潔にしているのです。
高齢者は免疫力の低下で誤嚥性肺炎等に注意しなければならないのに逆行していると思いませんか?
私は総入れ歯の研磨面はチタンなどで被覆して食べ物が付きにくく加工、そしてリステリンでの嗽の
徹底でお口のケアを推奨しています。
入れ歯接着材は注意して使わないと細菌の温床になります!
毎日使う道具です、入れ歯接着材などいらない自分の口腔に合う入れ歯で清潔なお口の
環境で過ごしたいものです。