院長のブログ
温故知新
総入れ歯の世界も咬合と粘膜の適合性でほぼ解決の構図は私が研究していた50年前と今も変わりません。
しかしながらその構図は変わりました。
現在多くの先人の名人がいなくなりまたその方法を決めて製作する歯科技工士も少なくなりつつあります。
まだまだ手作業の多い技工操作、およびから取り、顎位の決め方ですから。
AIで決めらせ、光学印象も道半ばです。
そこでやはりGerber、Boucher先生の方法踏襲する歯科医師が少なくなり総入れ歯の難症例の患者さんは
入れ歯難民になっています。
ご高齢で今まで何十年も噛めなくて通院も困難な患者さんが増えています。
もちろん咀嚼しなくても栄養の取れる商品を森永、明治などの企業が開発してますが、自分の顎で、咀嚼筋
を使い食べる喜び、いわゆる歯ごたえは入れ歯の政界でも適合がよければ可能です。
現在は後期高齢の患者さんが多いのが現状です。
「早く先生と会えれば」と言われたときはとても嬉しです。
診査診断の適格性、そして方法さえ間違いがなく、患者さんの前向きな努力があればほぼ成功します。
顎関節の挙動も含め食べる喜びを先人の名医の方法で現在でも作ればほぼ成功します。
最後は患者さんの良くなりたい希望です。
2024/06/08